FIREは日本語では『経済的自立に伴う早期退職』と訳し、お金の心配をしなくても生活できる状態のことを言います。
このFIREを実際に達成させるためには、いったいいくら必要なのでしょうか?
今回はその計算方法をご紹介します。
経済的自立に費用な金額の計算方法

経済的自立に必要な金額は、ズバリ、今の生活費の25倍金額です。
例えば、ある家庭の年間総支出金額が300万円であれば、それに25をかけた7,500万円が必要になります。
これはFIREの中の大きなルールの1つの『4%ルール』によって導き出される数字であり、これだけの金額があれば元金を取り崩さず、利回りの金額だけで生活できます。
では、4%ルールとはどのようなものなのでしょうか?
4%ルール
4%ルールとは、『年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費をまかなえる』という資産運用の考え方です。
4%という数字は、アメリカのS&Pの成長率が7%から、インフレ率の3%を差し引いて計算されています。
この4%はあくまで元金に対する運用益(配当金)のみで、生活費をまかなうという考え方なので、元金は取り崩す必要がありません。
例えば、先程の7,500万円が手元にあれば、年利回り4%で運用することで、配当金として年間300万円の現金を働かずに得ることが可能です。
これを生活資金として生活できれば、元金7,500万円は1円も減ることなく、配当金のみで生活することができます。
実際に貯金して年間費用の25倍の金額を貯めるまで

では、実際に貯金をして年間支出の25倍の金額を得るまでにどれくらいかかるのでしょうか?
これは収入と支出のバランスによりけりですが、例として年間の収入400万円、支出250万円、貯蓄0円の家庭の場合であれば、毎年貯金は150万円です。
支出の25倍は6,250万円なので、約42年働き続けることでFIREを達成することが可能になります。
大学卒業して22歳から働き始めた場合、64歳にはリタイアできる計算です。
今回はただ貯金をした場合の計算でしたが、今度は毎年の貯金150万円を複利運用した場合はいくらでしょうか?
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複利運用で年間費用の25倍の金額を貯めるまで
複利運用とは、資産運用する元金から得た利益を、再度資産運用する金額に当てる運用方法です。
ここでは4%ルールに従い、年間150万年を毎年4%の年利回りで複利運用した場合を計算してみました。
すると、資産運用25年目で目標の6,250万円を超える結果となりました。

資産運用せずに貯金だけの場合は約42年かかったところが、資産運用することで約25年でFIREを達成できる。
これが資産運用(収入の最大化)のメリットです。
まずは収支の把握をすること
今回の計算方法はあくまで数値の話で、実際にはライフスタイルの変化により収支のバランスが変わったり、年間利回りも変化するかもしれません。
しかし、本気でFIREを達成しようと思うのであれば、ザックリでも良いので大体のロードマップがあった方が良いですよね。
今後は年利回り4%以上の資産運用などについてもブログっていこうと思うので、良ければブログをチェックしてください!